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精神養生としての合気道
合気道の稽古をしていると、意識がすっと落ち着いてきて明晰になることがあります。
それは、意識の質が変わるような感じです。
これを、どんな風にお伝えすることができるかと考えていたところ、先日、ある方と光気会の稽古についてお話しする機会があり、気づいたことがありました。
ひとことで言うと、稽古が「動的瞑想」の効果をもたらしており、それはとても質の高い「精神養生」であるということです。
動的瞑想は、ヨガなどもそのひとつですし、マインドフルに日常的な動作をすることもそれにあたります。
精神養生とは、心身の健康を保つように整えるあらゆる実践的なものごとと言えます。
なるほど、稽古が終わると、一週間の疲れがすっきりとした感じがあり、気持ちも前向きになるのです。
これは、ほんとうに不思議なのですが、そうなのです。
そして、そのためにも、ぜひ気楽に稽古にいらしていただきたいと思います。
合気道というと、礼儀とか型とかを厳しく難しく考えたり、権威を与えたりされる方も多いのですが、そうすると本来の力を発揮することから遠ざかることがあるようです。
「気楽に」というのは、あらゆる偏見や先入観なしに、まるでいま初めて世界に出会うかのような自然体でという意味があるように思います。
こんなことを書いていたら、思い出したことがあります。
ある学校で、落ち着きがなく席に座ることもできない小学生がいました。担任の先生も手に余り、さまざまな工夫をするのですが、どれも功を奏しませんでした。
あるとき、3人の子どもを育てているベテランの女性管理職の先生がクラスに入ったところ、その小学生は一度も離席することなくその日は一日授業を受けることができました。
気になった私は、どんな風に対応したのかを聞いてみました。その女性管理職の先生の授業のつくり方を聞いていると、私の心身まで整ってくるかのようでした。
実は、合気道の稽古でも、こうした点(心身が整うような稽古のつくり方)を大切にしています。
そこには、参加される方の呼吸のとり方やそれらが合わさったときのリズムのとり方など、細部を見ながらも大胆な動作があります。
そういうわけで、「うちの子、落ち着きがないかも・・・」と思われている保護者の方も、どうぞ安心して稽古にいらしてください。
